📬 ロングセラー通信
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本書は、経済発展と民主化を遂げ、国際社会で存在感を増す台湾の歴史を通観し、その現在地と未来を理解するための一冊です。著者は台湾の歴史を、「海のアジア」と「陸のアジア」の勢力がせめぎ合う中で形成された「複雑で濃密な歴史」として捉えます。17世紀のオランダ統治を起点に、鄭氏政権、清朝、日本による植民地支配、そして戦後の中華民国統治へと至る激動の過程を追います。特に、本省人・外省人の対立を超えて「台湾人」としてのアイデンティティが育まれ、李登輝総統の登場以降、民主化が進展していく現代史に光を当てています。2001年刊行の著作を大幅に増補し、2024年の総統選挙を前にした読者に向けて文庫化されたものです。
