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講談社 (2010年)
本書は、モンゴル史研究の第一人者である杉山正明氏が、クビライ・カアンの時代を軸に世界史の大きな転換点を描き出す歴史書です。従来のヨーロッパ中心史観や中国中心史観を批判し、13世紀のモンゴル帝国こそが、ユーラシア大陸全域を統合した最初期の「世界システム」を構築し、真の意味での「世界史」を開始させたと論じます。本書は、クビライを単なる征服者ではなく、多様な文化や人材を糾合し、広域な経済圏と情報網を創り上げた革新的な経営者として捉え直します。学術的な知見に基づきながらも、読者を惹きつける筆致で、モンゴル帝国が後世に与えた巨大な影響と、クビライ個人の挑戦の軌跡をダイナミックに解き明かしていく一冊です。
本書が発売された2010年頃は、リーマンショックを経て世界経済の構造が問い直され、中国の台頭などにより既存の欧米中心的な秩序が揺らぎ始めた時期でした。このような時代背景の中、多くの読者は、現代につながるグローバリゼーションの起源や、非西洋的な視点からの新しい世界史像を求めていたと考えられます。本書が提示した「モンゴル帝国こそが世界史の始まり」という刺激的なテーゼは、従来の歴史観に閉塞感を覚えていた知的好奇心の強い層に強く響きました。類書が単なる歴史の解説に留まる中で、本書は「世界史の見方」そのものを転換させるという、より高次の知的体験を提供した点が大きな差別化要因となったと推測されます。専門的な内容を、クビライという一人の英雄の物語として描くことで、ビジネスパーソンなどが歴史から普遍的な教訓を学びたいというニーズにも応え、幅広い読者層の獲得に成功したのではないでしょうか。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/24): 83,967位 / 期間中の最高位: 20,509位 / 最低位: 83,967位