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作品概要
なぜ発売当時に売れたのか
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本書は、前漢の歴史家・司馬遷が著した中国最初の紀伝体歴史書『史記』の日本語訳版、その第7巻「列伝三」です。特定の王朝の歴史を年代順に追うのではなく、個々の人物の生涯を描く「列伝」形式を採用しています。本巻では、秦の宰相・呂不韋や李斯、悲劇の詩人・屈原、そして「刺客列伝」に登場する荊軻など、多彩な人物たちが取り上げられています。彼らの栄光と挫折、権力闘争、忠誠と裏切りといったドラマを通じて、人間の複雑な本質や社会の力学を浮き彫りにします。読者は、個別の伝記を通じて、古代中国の激動の時代を生きた人々の姿に触れることができます。
本書が発売された1995年頃は、バブル崩壊後の経済的な閉塞感が社会を覆っていた時代です。従来の価値観が揺らぐ中で、多くの人々、特にビジネスパーソンは、歴史上の人物の生き様から普遍的な知恵や処世術を学ぼうとするニーズを高めていたと考えられます。本書に収録されている呂不韋や李斯といった権力者の栄枯盛衰は、組織論やリーダーシップを考える上での格好のケーススタディとして受け入れられたのではないでしょうか。
このような状況下で、本書は類書との差別化に成功しました。学術的な信頼性が高い本格的な翻訳でありながら、手に取りやすい文庫という形式で提供された点が大きな強みです。専門的な研究書と大衆向けの抄訳版との間に位置し、「本格的な古典を、手軽に深く読みたい」という知的好奇心の高い読者層の受け皿となりました。全8巻に及ぶシリーズの一部として刊行されたことで、読者が体系的に『史記』の世界に没入できる構造も、発売当初の売れ行きを支えた要因と推測されます。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/24): 9,718位 / 期間中の最高位: 362位 / 最低位: 9,718位