📬 ロングセラー通信
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本書は、海外の研究者から「世界初の先物取引市場」と評価される、江戸時代の大坂堂島米市場を主題とした歴史書です。当時の大坂では、米を証券化した「米切手」が発行され、現在の証券市場と同様に、その先物取引が活発に行われていました。本書は、このヴァーチャルな市場で繰り広げられた大坂商人たちの生き馬の目を抜くような駆け引きと、しばしば暴走を繰り返す市場経済のダイナミズムを追います。そして、この先進的なマーケットに対し、統治者である江戸幕府がいかにして向き合い、対処しようとしたのかという緊張関係を軸に、江戸時代の「資本主義」の実体を本格的に描き出すことを目指しています。
