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作品概要
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講談社 (2013年)
本書は、日本の国民食であるカレーライスがどのように誕生し、社会に浸透していったかを解き明かす食文化史の書籍です。インド発祥の料理がイギリス海軍を通じて日本へ伝わり、軍隊食として採用された後、家庭料理として変容・定着していく過程を、豊富な史料をもとに丹念に追跡します。単なる料理の歴史に留まらず、小麦粉でとろみをつけた「日本のカレー」の成立、即席カレールウの開発、家庭への普及といった社会背景と結びつけながら、食文化が時代と共に形成されていくダイナミズムを描き出しています。学術的なアプローチでありながら、身近なテーマを扱うことで、読者を日本の近代史と食の物語へと誘う一冊です。
本書が2013年当時に売れた背景には、成熟した食文化への関心と、知的好奇心を満たす教養コンテンツへの需要があったと考えられます。当時、B級グルメブームなどを経て、人々は単に料理を味わうだけでなく、そのルーツや背景にある物語を求めるようになっていました。カレーライスという誰もが知る国民食をテーマに、その意外な誕生秘話を学術的な視点から解き明かす本書は、このニーズに合致したと推測されます。多くの食に関する本がレシピや店舗紹介に留まる中で、本書は「食文化史」という切り口で明確な差別化を図りました。また、講談社学術文庫というレーベルが持つ「信頼性」と「手に取りやすさ」が、専門的な内容でありながら一般読者層へアプローチする上で効果的に機能したと考えられます。SNSが普及し始めた時期であり、「カレーのルーツは海軍だった」といったトリビア的な発見が口コミで広がりやすかった点も、初期の販売を後押しした要因の一つでしょう。
では、なぜ売れ続けたのか?
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