Amazon 売れ筋ランキング
作品概要
なぜ発売当時に売れたのか
ランキング推移
ランキング推移を読み込み中…
過去30日の総合ランキング推移
ランキング推移を読み込み中…
過去30日の総合ランキング推移

本書は、古代朝鮮半島の歴史を、原始社会の形成期から、高句麗・百済・新羅が鼎立した三国時代、そして統一新羅と渤海が並存した南北国時代まで、通史として体系的に解説する一冊です。著者の井上秀雄氏は、日本の朝鮮史研究の第一人者であり、『三国史記』や『三国遺事』といった文献史料と、考古学的な発掘成果を組み合わせながら、各時代の国家形成、社会構造、文化、そして日本や中国大陸との国際関係をバランス良く叙述しています。特定の学説やイデオロギーに偏ることなく、史実を客観的に積み重ねていく実証的なスタイルが特徴であり、読者が古代朝鮮史の全体像を把握するための、信頼性の高い知識の骨格を提供することを目的としています。
本書が発売された2004年頃は、ドラマ『冬のソナタ』の爆発的ヒットを契機とする韓流ブームの黎明期にあたります。これにより、韓国の文化や歴史に対する一般層の関心が急速に高まり、特に歴史ドラマの背景を知りたいという知的好奇心が市場に生まれていました。多くの類書が特定のテーマやセンセーショナルな説に焦点を当てる中で、本書は古代から統一国家形成までを網羅する「通史」であり、かつ講談社学術文庫という権威あるレーベルから刊行された点が大きな差別化要因となったと考えられます。専門的すぎず、しかし信頼できる入門書を求める読者にとって、本書はまさに時宜を得た一冊でした。特定の国家観に依らない実証的な記述スタイルも、日韓の歴史問題に敏感な読者層に安心感を与え、ブームをきっかけに生まれた幅広い需要を着実に捉えることに成功したと推察されます。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/23): 79,794位 / 期間中の最高位: 140位 / 最低位: 80,027位