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作品概要
なぜ発売当時に売れたのか
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本書は、現代における「世界史」の枠組み、すなわち「ヨーロッパ中心史観」がどのように形成されたのかを歴史的に解明する一冊です。単に歴史上の出来事を羅列するのではなく、「歴史をどのように見るか」という"史観"そのものをテーマとしています。中世ヨーロッパのキリスト教的世界観から、大航海時代を経て非ヨーロッパ世界と出会い、啓蒙主義や近代歴史学の成立過程で、ヨーロッパがいかにして自らを普遍的な世界の中心と位置づけるに至ったか、その思想的変遷を丹念に追跡します。読者は、当たり前だと思っていた世界史の捉え方が、特定の時代と地域に由来する構築物であることを理解することになります。
本書が2003年当時に売れた理由は、時代の知的ニーズと書籍の提供価値が絶妙に合致したからだと考えられます。2001年のアメリカ同時多発テロ以降、世界では「西洋 vs 非西洋」という構図が意識され、自明とされてきた西洋中心の価値観や歴史観を問い直す気運が高まっていました。このような時代背景の中、多くの読者は、断片的な歴史知識ではなく、世界を捉えるための大きな「視座」や「枠組み」を求めていたのではないでしょうか。
多くの類書が歴史上の事実を解説する通史であったのに対し、本書は「ヨーロッパ中心史観はいかにして作られたか」という"史観の歴史"そのものをテーマに据えました。このメタ的なアプローチは、既存の世界史学習に疑問を抱いていた知的好奇心の強い層に強く響いたと推測されます。専門的な内容を新書という手に取りやすいフォーマットで提供したことも、読者層を広げる上で重要な役割を果たしたと考えられます。
では、なぜ売れ続けたのか?
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