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学研プラス (2010年)
『くだものさん』は、0歳から3歳の乳幼児を対象とした「しかけ絵本」です。本書は「くだものさん くだものさん だあれ?」というリズミカルな問いかけから始まります。ページには様々な果物がユーモラスな表情で描かれており、次のページをめくると、その果物の断面が現れ、「ぽん!」というオノマトペと共に正体が明かされる構成になっています。
りんご、みかん、すいかといった身近な果物が次々と登場し、子どもたちは「隠れているのは何か」を予測する楽しみを体験します。ページをめくるという身体的なアクションが、答えを発見する喜びと直結しており、親子のインタラクティブなコミュニケーションを促すことをテーマとしています。シンプルな言葉の繰り返しと、貼り絵による温かみのあるイラストが特徴的な作品です。
2010年当時、『くだものさん』がヒットした初期の要因は、主に2点考えられます。
第一に、既存の「当てっこ絵本」との明確な差別化です。当時も動物のシルエットや鳴き声から当てる絵本は多数存在しましたが、本書は「果物の外見と断面」というユニークな切り口を採用しました。これは、子どもたちの日常に存在する「食」と結びついており、親しみやすいテーマでありながら、断面という非日常的な視点を提供することで、新鮮な驚きを生み出しました。
第二に、読み聞かせのハードルを劇的に下げた点です。tupera tuperaによるデザイン性の高いイラストは、子どもだけでなく、インテリアやデザインにこだわる若い親世代の感性にも響きました。また、「だあれ?」「ぽん!」というシンプルな定型句は、読み聞かせが苦手な親でも感情を込めて演じやすく、親子の一体感を醸成します。2010年は「イクメン」が流行語となるなど、父親の育児参加が注目され始めた時期であり、誰でも簡単に楽しめる本書のフォーマットは、こうした時代のニーズとも合致していたと考えられます。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/24): 3,661位 / 期間中の最高位: 1,856位 / 最低位: 6,135位