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作品概要
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本書は、962年の成立から1806年の解体まで、約850年間にわたり中央ヨーロッパに存在した「神聖ローマ帝国」の通史を解説する一冊です。皇帝オットー1世による戴冠から始まり、歴代皇帝とローマ教皇との叙任権闘争、諸侯の自立化、宗教改革による帝国の分裂、そして三十年戦争を経て事実上の解体状態に至り、ナポレオンによって終焉を迎えるまでを描きます。「帝国」という名称とは裏腹に、強力な中央集権体制を確立できなかった複雑怪奇な政治体の構造を、歴代皇帝や主要人物の動向を軸に解き明かしていきます。本書は、特定の歴史観を提示するよりも、神聖ローマ帝国という存在が内包していた矛盾とダイナミズムを、豊富なエピソードと共に時系列で叙述することに主眼を置いています。
本書が発売された2003年当時に多くの読者を獲得した背景には、まず「知っているようで知らない」メジャーなテーマを新書で手軽に学べるという強いニーズがあったと考えられます。神聖ローマ帝国は、世界史の教科書や様々なフィクションで名前は登場するものの、その実態を体系的に解説した一般向け書籍は限られていました。本書は、その知識の空白を埋める格好の入門書として受け入れられたと推測されます。
また、2001年の同時多発テロ以降、宗教や国家のあり方への関心が高まり、2002年にはユーロが流通を開始するなど、ヨーロッパの歴史的・政治的構造への注目が集まっていた時代背景も追い風となったでしょう。数多の国家や民族が内包された「帝国」の歴史は、現代の国際情勢を考える上での格好の素材を提供しました。
加えて、ハプスブルク家などの研究で定評のあった著者・菊池良生氏による初の帝国通史という点も、歴史ファンに対する強い訴求力を持っていたと考えられます。
では、なぜ売れ続けたのか?
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