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福音館書店 (1990年)
主人公の男の子「かんた」が、母親に叱られた腹いせにめちゃくちゃな歌を歌いながら近所の神社へ遊びに行くところから物語は始まります。すると、かんたは不思議な世界に迷い込み、奇妙な姿をした3人のおばけ、「もんもんびゃっこ」「しっかかもっかか」「おたからまんちん」と出会います。最初は戸惑うかんたですが、おばけたちと一緒に不思議な遊びに夢中になります。もちの木の実をめぐって宝物を取り合ったり、夜には奇妙な楽器が鳴り響く宴で踊ったりと、非日常的な時間を過ごします。しかし、遊び疲れて眠くなったかんたの耳に、自分を呼ぶ母親の声が聞こえてきます。それを合図に、かんたは元の世界へと帰っていく、という子どもの冒険と帰還を描いた物語です。
1990年頃に本書が受け入れられた背景には、当時の子どもを取り巻く環境の変化と、絵本市場におけるユニークなポジショニングがあったと考えられます。当時はバブル経済の成熟期で、都市化が進み、子どもたちが自由に冒険できる原っぱや路地裏が減少し始めた時代でした。そんな中、神社という身近な場所から異世界へトリップする本作の物語は、子どもたちの冒険心を疑似体験させる装置として機能したと推察されます。類書との決定的な違いは、その圧倒的な「音の魅力」です。「めっきらもっきら どおんどん」という呪文のようなタイトルや、意味不明ながらも口ずさみたくなる妖怪たちの名前は、物語を読むだけでなく「声に出して遊ぶ」という新しい体験を提供しました。多くの絵本が道徳的な教訓や心温まるストーリーを主軸とする中で、本作は理屈抜きの言葉遊びと純粋な遊びの解放感に焦点を当てました。この「ナンセンスの肯定」が、管理され始めた子どもの世界において、新鮮なカタルシスを与え、親子双方から支持される要因になったのではないでしょうか。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/22): 4,415位 / 期間中の最高位: 3,787位 / 最低位: 13,682位