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作品概要
なぜ発売当時に売れたのか
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本書は、絵本作家・五味太郎による幼児向けの「探し絵」絵本です。物語は、女の子が飼っている1匹のきんぎょが金魚鉢から逃げ出すところから始まります。きんぎょはカーテンの模様、植木鉢の中、おもちゃの間など、部屋の様々な場所に隠れます。各ページは見開きで1つの場面が描かれ、「きんぎょが にげた」「どこに にげた」といったごく短いテキストと共に、読者(子ども)にきんぎょを探すよう促します。物語性を最小限に抑え、子どもが主体的に絵に参加し、自分で「見つける」という発見の喜びを体験することに主眼が置かれています。鮮やかでデザイン性の高いイラストレーションも特徴で、視覚的な楽しさを通じて、幼児の観察力や集中力を育むことを意図して構成されています。
本書が発売された1982年頃は、物語性の強い読み聞かせ絵本が主流であったと推察されます。そのような市場環境において、本書は「探し絵」というゲーム性を前面に押し出し、親子が一緒に遊びながら読めるというインタラクティブな体験を提供した点が画期的だったと考えられます。当時の日本は経済的な豊かさを背景に、子どもの知育への関心が高まり始めた時期でした。そのため、本書が持つ「楽しみながら子どもの観察力や集中力を養える」という価値は、教育熱心な若い親世代のニーズに合致したと分析できます。また、五味太郎氏の描くモダンでグラフィカルなイラストは、従来の温かみのある絵本とは一線を画すものでした。この新しいデザイン感覚が、当時の新しいライフスタイルを求める層に新鮮な魅力として映り、支持を広げる一因になったのではないでしょうか。物語の読解を必要としないシンプルさも、初めての絵本を探す親にとって手に取りやすい一冊となり、初期のヒットにつながったと考えられます。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/22): 547位 / 期間中の最高位: 547位 / 最低位: 1,241位