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![ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)](/_next/image?url=https%3A%2F%2Fm.media-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41oYXwIyY9L._SL500_.jpg&w=384&q=75)
福音館書店 (1967年)
お料理することと食べることが大好きな、のねずみの「ぐり」と「ぐら」が主人公の物語です。二ひきは森で自分たちよりも大きなたまごを見つけます。相談の末、その場で大きなカステラを作ることに決め、家から大きな鍋や調理道具を運び、森の中で料理を始めます。カステラが焼きあがる良いにおいに誘われて、森中の動物たちが集まってきます。ぐりとぐらは焼きあがった大きなカステラを動物たちみんなに分け与え、一緒に食べる喜びを分かち合います。物語の最後には、食べ終わったたまごの殻で車を作り、家に帰っていきます。協力して何かを成し遂げるプロセスと、その成果を分かち合う喜びが、リズミカルな文章と温かみのある絵で描かれています。
本書が発売された1967年頃は、高度経済成長の真っ只中にありました。都市化と核家族化が進み、人々の生活が豊かになる一方で、かつての共同体的な繋がりが薄れ始めていた時代と考えられます。当時の絵本の多くが教訓的な内容や昔話の再話であったのに対し、『ぐりとぐら』は明確な対立構造や教訓を持たず、純粋な「楽しさ」と「喜び」を追求した点で革新的だったと推察されます。
特に、物語の核となる「巨大なカステラ作り」は、当時の子どもたちにとって強烈な憧れを喚起したと考えられます。カステラはまだ日常的なおやつではなく、特別なごちそうでした。そのカステラを、森の仲間たちと分け合って食べるという「共食」の光景は、失われつつあった共同体の温かさを象徴し、親世代の郷愁と子世代の夢の両方に響いたのではないでしょうか。子どもが自己投影しやすい等身大のキャラクター設定と、食を中心とした普遍的な幸福感の描写が、当時の読者ニーズに合致し、多くの家庭に受け入れられた要因だと考えられます。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/25): 1,124位 / 期間中の最高位: 786位 / 最低位: 1,718位