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作品概要
なぜ発売当時に売れたのか
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『すき好きノート』は、詩人・谷川俊太郎の言葉に導かれながら、読者自身が「好きなもの」を書き込んでいくことで完成する書籍です。本書は完成された読み物ではなく、読者が自身の内面と対話し、思考を記録するための「器」として機能します。「すきなひと」「すきなにおい」「すきなじかん」といった多様なテーマが設けられており、それぞれのページには谷川氏による詩的な問いかけが添えられています。読者はこれらの問いに答える形で、自らの「好き」という感情を再発見し、深掘りしていきます。単なるノートや日記とは異なり、自己肯定感を育むためのツール、大切な人とのコミュニケーションのきっかけ、あるいは自分だけの作品集を作るためのプラットフォームとして、多目的に活用されることを意図して設計されていると考えられます。
本書が発売された2012年当初に売れた理由は、東日本大震災の翌年という時代背景と、それに伴う読者の心理的ニーズに深く合致したからだと考えられます。社会全体が大きな不安を経験し、多くの人々が物質的な豊かさよりも、自身の内面にある確かなものや、ささやかな日常の価値を見つめ直そうとしていた時期でした。そのような中で、本書が提示した「自分の『好き』と向き合う」というコンセプトは、自分にとって本当に大切なものを見つけ、自己を肯定したいという切実な欲求に応えるものでした。
また、当時の自己啓発書の多くが「目標達成」や「自己変革」といった外向きの成長を説く中で、本書は「今の自分の中にあるものを肯定する」という内向きで優しいアプローチを取りました。この非教条的な姿勢が、プレッシャーに疲れた読者層に受け入れられたと推測されます。さらに、国民的詩人である谷川俊太郎氏の著者名が与える信頼感と、その詩的な言葉がもたらす普遍的な魅力が、単なる書き込み式ノートとは一線を画す付加価値を生み出し、初期の購買を強力に後押しした要因と言えるでしょう。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/25): 13,434位 / 期間中の最高位: 6,297位 / 最低位: 28,244位