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医学書院 (1992年)
本書は、精神科医・土居健郎が、臨床面接の技術と心構えについて論じた専門書です。対象読者は精神科医や臨床心理士などの専門家、およびそれを目指す学生とされています。単なる面接のテクニック集ではなく、面接という行為そのものの本質、治療者と患者の関係性、そして治療者自身の自己省察の重要性を説いています。著者の代表的な概念である「甘え」の理論を背景に、面接における言葉のやり取り、沈黙の意味、診断に至るプロセスなどを具体的に解説しています。臨床家がマニュアルに頼るのではなく、自身の経験と省察に基づいた固有の「方法」を確立するための、哲学的かつ実践的な指針を示す一冊です。
本書が発売された1992年頃は、日本で臨床心理学が専門職として確立されつつある過渡期でした。1988年に臨床心理士資格が認定され、専門家を目指す人々が急増し、実践的な指導書への強いニーズが存在したと考えられます。当時、海外の心理療法理論の翻訳書は多数ありましたが、日本の文化や臨床現場に根ざした、日本人による体系的な面接の教科書はまだ多くありませんでした。そうした状況下で、『「甘え」の構造』で国際的にも著名であった精神科医・土居健郎が、自身の長年の臨床経験を基に「面接の方法」を語る本書は、登場と同時に強い権威性と信頼性を獲得したと推察されます。単なる技術論に終始せず、臨床家の「在り方」を問う深みのある内容が、理論と実践の架け橋を求める当時の読者の渇望に応え、大きな支持を集める要因になったと考えられます。
では、なぜ売れ続けたのか?
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