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作品概要
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中央公論新社 (1993年)
本書は、明治初期に岩倉使節団と共に渡米した日本初の女子留学生の一人、大山捨松(旧姓・山川咲子)の生涯を克明に描いたノンフィクション評伝です。会津藩の武家の娘として生まれ、わずか11歳でアメリカへ渡り、名門ヴァッサー大学を卒業するまでの教育過程。そして帰国後、陸軍大臣・大山巌の妻となり、鹿鳴館の華として外交の舞台で活躍する一方で、日本の旧習との間で葛藤する姿を追います。本書は捨松の公的な活躍だけでなく、アメリカで得た価値観と日本の現実とのギャップに悩みながらも、女子教育の支援や看護事業の設立など、日本の近代化に貢献しようと尽力した彼女の内面的な軌跡を、豊富な史料を基に描き出しています。
1993年という時代背景が、本書のヒットを後押ししたと考えられます。1986年の男女雇用機会均等法施行から数年が経ち、女性の社会進出が本格化し始めたこの時期、多くの女性がキャリアと伝統的な役割との間で新しい生き方を模索していました。そんな中、大山捨松という存在は、まさにその先駆者として読者の目に映ったのではないでしょうか。西洋の高等教育を受け、国際的な舞台で活躍する知性と華やかさを持ちながら、同時に日本の伝統社会の中で妻として、母としての役割も果たそうと葛藤する彼女の姿は、当時の働く女性たちが抱える課題や心情と深く共鳴したと推察されます。単なる偉人伝ではなく、近代化の波の中でアイデンティティを模索した一人の女性のリアルな物語として、時代が求めるロールモデルを提示したことが、発売当初の読者の心を掴んだ大きな理由だと考えられます。
では、なぜ売れ続けたのか?
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