Amazon 売れ筋ランキング
作品概要
なぜ発売当時に売れたのか
ランキング推移
ランキング推移を読み込み中…
過去30日の総合ランキング推移
ランキング推移を読み込み中…
過去30日の総合ランキング推移

本書は、歴史作家の司馬遼太郎が、様々な分野の専門家12名と「日本人」と「日本文化」をテーマに行った対談を収録したものです。対談相手は、梅棹忠夫(民族学)、ドナルド・キーン(日本文学)、松下幸之助(経営)など、各界を代表する知性で構成されています。対談では、歴史、言語、宗教観、美意識、組織論といった多角的な視点から、日本人の思考様式や行動原理の根源が探求されます。司馬遼太郎の歴史的洞察と、各専門家の深い知見が交差することで、抽象的になりがちなテーマが具体的なエピソードや比較文化論を通して立体的に語られます。読者は、専門家同士の知的な対話を通じて、自らが属する文化の特質を客観的に見つめ直す機会を得られます。
本書が発売された1996年頃は、バブル経済崩壊後の「失われた10年」のさなかにありました。経済的な成功神話が崩れ、阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件といった社会を震撼させる出来事が続いたことで、多くの日本人が自国のあり方に自信を失い、将来への不安を抱いていた時代です。このような状況下で、「我々日本人は何者なのか」という根源的な問いに立ち返り、自らのアイデンティティを再確認したいという知的な欲求が高まっていたと考えられます。
本書は、そうした読者ニーズに的確に応えました。難解な学術書ではなく、国民的作家である司馬遼太郎がナビゲーターとなり、各界の第一人者と語り合う対談形式を採用したことで、幅広い読者層が手に取りやすかった点が大きな特徴です。単なる日本文化礼賛に陥らず、客観的かつ多角的な視点から日本の特質を論じる本書は、自信を失った時代に、知的で冷静な自己分析の足がかりを提供したのではないでしょうか。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/24): 8,909位 / 期間中の最高位: 8,909位 / 最低位: 8,909位