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作品概要
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講談社 (1978年)
本書は、日本最古の歌集である『万葉集』全歌を、原文、書き下し文、現代語訳、詳細な語注、そして補説と共に収録する全4巻シリーズの第1巻です。収録範囲は巻一から巻五までとなります。歌一首ごとに原文を掲げ、その下に読み下し文と現代語訳を配置する構成により、読者は古典の原文に触れながら、その意味を直感的に理解することができます。さらに、各歌には語句の意味や背景を解説する詳細な「注」が付されており、歌が詠まれた歴史的・文化的文脈への理解を深める設計となっています。また、巻末には専門的な事項を掘り下げて論じる「補説」が設けられており、読者の知的好奇心に応える構造になっています。
本書が発売された1978年頃は、高度経済成長を経て、人々が物質的な豊かさだけでなく文化的な教養を求めるようになった時代と考えられます。日本文化への再評価の機運が高まる中で、『万葉集』という古典への関心も一般層に広がりつつありました。しかし、当時の読者が手に取れる万葉集の書籍は、専門家向けの難解な研究書か、一部を抜粋した入門書に二極化していたと推測されます。このような状況下で、本書は「全歌を網羅する本格性」と「文庫で手に入る手軽さ」を両立させるという、新たな市場を開拓したと考えられます。原文・書き下し文・現代語訳・注釈をワンセットで提供する「全訳注」というフォーマットは、古典の学習における心理的・物理的なハードルを大きく下げました。専門家である中西進氏による信頼性の高い解説を、誰もが購入しやすい価格で提供したことで、学生から社会人まで幅広い層の「本格的に学びたい」という知的好奇心に応え、初期のヒットにつながったのではないでしょうか。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/22): 14,796位 / 期間中の最高位: 9,983位 / 最低位: 14,796位