📬 ロングセラー通信
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本書は、人類学の視点から「声」と「文字」の関係性を探求し、私たちが自明とする常識を問いなおす一冊です。一般的に、言葉(声)が先に存在し、それを記録するために文字が生まれたと考えられ、文字記録は信頼性の高いものと見なされています。しかし本書は、こうした通念に疑問を呈します。古代ギリシャから現代のバリに至るまで、時代や地域を横断する多様な事例を挙げ、「声よりも先に文字が存在する」ケースや、「文字の記録が信頼されない」文化のあり方を具体的に論じます。これにより、声と文字の間に存在する序列や役割についての固定観念を揺さぶり、文明を新たな角度から捉え直す視点を提供することを目的としています。
