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作品概要
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講談社 (2014年)
本書は、民俗学者の宮本常一が、19世紀末に日本を旅したイギリス人女性イザベラ・バードの旅行記『日本奥地紀行』を読み解く一冊です。単なる解説書ではなく、宮本自身がバードの足跡を辿りながら、その鋭い観察眼の背後にある明治初期日本の社会や生活、文化の深層を自身の民俗学的知見と重ね合わせて論じます。読者は、バードという「外部の目」を通して記録された近代化以前の日本の姿を、宮本という「内部の専門家の目」というフィルターを通して再発見することができます。バードの驚きや疑問に対し、宮本が歴史的・文化的な文脈を与えることで、紀行文に立体的な奥行きと新たな意味を与える構造になっています。
本書が発売された2014年頃は、東日本大震災から数年が経過し、失われた日本の原風景や地方の暮らし、コミュニティのあり方への関心が高まっていた時期と考えられます。このような時代背景の中、本書は二つの強力なフックを持っていました。一つは、外国人旅行者の目を通して「再発見される日本」という、知的好奇心を刺激する古典的名著『日本奥地紀行』というテーマ。もう一つは、その案内役が民俗学の巨人であり、絶大な信頼を置かれる宮本常一であるという点です。単なる紀行文の解説ではなく、「宮本常一がバードを読む」という付加価値が、他の類書との決定的な差別化要因となりました。ノスタルジーや知的好気心を抱える読者層に対し、「古典×権威」という抗いがたい組み合わせを提示したことが、発売当初のヒットに繋がったと推察されます。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/24): 116,232位 / 期間中の最高位: 4,681位 / 最低位: 116,232位