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KADOKAWA/角川書店 (2015年)
本書は、太平洋戦争末期、アメリカ生まれの日系二世でありながら、大日本帝国海軍の少尉として特攻隊員となり、祖国アメリカの艦隊に突入して命を落とした松藤大治の生涯を追ったノンフィクションです。物語は、彼の生い立ちから、二つの祖国の間で揺れ動く複雑なアイデンティティ、そして海軍兵学校での日々を経て、なぜ特攻という極限の選択に至ったのかを、遺された手紙や関係者への丹念な取材に基づいて克明に描き出します。本書は単なる戦争の記録ではなく、国家と個人の関係、愛国心とは何か、そして自らのルーツとどう向き合うかという、一人の青年の内面的な葛藤を深く掘り下げることを目的としています。
本書が発売当初の2015年に多くの読者を獲得した背景には、まず「戦後70年」という大きな節目があったと考えられます。メディア各社が戦争関連の特集を大々的に組み、国民全体の関心が歴史に向いていた時期でした。また、2013年に公開され大ヒットした映画『永遠の0』の影響で、特攻隊員の人間的な側面に光を当てる物語への需要が市場に既に形成されていた点も重要です。そのような中で本書は、単なる特攻隊員の物語ではなく、「アメリカ生まれの日系二世が祖国アメリカへ特攻する」という、極めてドラマチックで矛盾をはらんだ設定で際立ったと考えられます。この特異な一点が「なぜ彼はそんな選択をしたのか?」という強烈な知的好奇心を生み出し、他の多くの戦争関連書籍との明確な差別化要因として機能したと推察されます。
では、なぜ売れ続けたのか?
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