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作品概要
なぜ発売当時に売れたのか
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本書は、東京大学史料編纂所が刊行する『大日本古記録』シリーズの一冊です。平安時代後期の関白、藤原師通(ふじわらのもろみち)自身が記した日記『後二條師通記』のうち、永保3年(1083年)から寛治4年(1090年)までの記録を活字化(翻刻)したものです。内容は、院政初期における朝廷の儀式、政治的事件、貴族社会の日常など多岐にわたります。本書は、歴史家による解釈や解説を加えるものではなく、研究者が歴史を分析・考察するための元となる一次史料そのものを、厳密な校訂を経て正確に提供することを目的としています。そのため、平安時代の政治史・文化史研究における、最も基本的かつ不可欠な学術資料として位置づけられています。
本書が発売された1956年頃は、戦後の混乱から脱し、日本の学術研究が本格的に再興し始めた時期にあたります。特に歴史学の分野では、科学的・実証的な研究手法が重視されるようになり、信頼できる一次史料へのアクセス需要が急速に高まっていました。それまで研究者が『後二條師通記』のような古典籍を利用するには、崩し字で書かれた写本を自ら探し出し、読み解き、筆写するという多大な労力が必要でした。本書は、当代最高峰の研究機関である東京大学史料編纂所が、国家的事業として正確な校訂を施した「標準テキスト」を、誰もが読める活字で提供しました。これは、研究の参入障壁を劇的に下げ、研究者が史料の読解ではなく分析そのものに集中できるようにする画期的な出版であったと考えられます。研究の生産性を飛躍的に向上させるインフラとして、研究者や大学図書館に強く求められたことが、発売当初の需要の背景にあると推察されます。
では、なぜ売れ続けたのか?
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