Amazon 売れ筋ランキング
作品概要
なぜ発売当時に売れたのか
ランキング推移
ランキング推移を読み込み中…
過去30日の総合ランキング推移
ランキング推移を読み込み中…
過去30日の総合ランキング推移

本書は、19世紀末から20世紀初頭に活躍した米国の海軍戦略家アルフレッド・セイヤー・マハンの思想的エッセンスを凝縮した論集です。彼の主著『海上権力史論』をはじめとする膨大な著作から、国家の興亡を左右する「シーパワー(海上権力)」の概念を中心に、重要な論考を精選して収録しています。具体的には、海軍力、海洋商業、海外拠点という三要素が一体となって国力に与える影響を、歴史的事例を交えて解説しています。本書は単なる翻訳書ではなく、日米海軍史の第一人者である麻田貞雄氏が独自の構成で編纂し、読者の理解を助ける詳細な解説を付している点が特徴です。地政学や国際関係論における古典の入門書として、海洋が国家戦略に果たす役割を体系的に学ぶことができます。
本書が2010年の発売当初に売れた背景には、第一に当時の国際情勢が大きく影響していると考えられます。2010年は尖閣諸島中国漁船衝突事件が発生し、東シナ海や南シナ海における中国の海洋進出が大きな社会問題として浮上した年でした。これにより、日本のシーレーン防衛や海洋権益に対する国民の関心が一気に高まり、その理論的支柱となるマハンのシーパワー論に注目が集まったのです。第二に、類書との差別化が挙げられます。マハンの主著の完訳版は高価で分量も多く、専門家以外には敷居が高い存在でした。それに対し本書は、講談社学術文庫という手頃な価格帯で、かつ専門家が核心部分を抜粋・解説するという「入門の決定版」としてのポジションを確立しました。この編集方針が、専門家だけでなく、時事問題に関心を持つ一般読者や学生層のニーズを的確に捉えた結果、ヒットにつながったと分析できます。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/24): 1,340位 / 期間中の最高位: 105位 / 最低位: 1,340位