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作品概要
なぜ発売当時に売れたのか
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講談社 (2009年)
日本語教師である著者が、外国人学習者の視点から日本語を捉え直す一冊です。本書は、日本語を母語とする話者が無意識に使っている文法ルールや表現の機微を、「なぜそうなるのか?」という学習者の素朴な疑問を起点に解き明かしていきます。例えば、「は」と「が」の使い分け、微妙なニュアンスを持つオノマトペ、外国人にとって難解な敬語の仕組みなどが、具体的なエピソードと共に解説されます。学術的な言語学の専門書ではなく、あくまで日本語を「外国語」として客観視することで、私たち自身の言語感覚を再発見させることを目的としています。読者は、普段当たり前に使っている言葉の背後にある、論理的な構造や文化的な背景に気づかされるでしょう。
本書が発売された2009年頃は、グローバル化の進展に伴い、多くの日本人がビジネスや日常生活で外国人と接する機会が増え始めた時期だったと考えられます。それに伴い、自国の言語である日本語を客観的に説明したい、という知的なニーズが高まっていました。本書は、そのニーズに的確に応えるものでした。
従来の日本語論が国語学的なアプローチや文学的なエッセイに留まっていたのに対し、本書は「日本語教育の現場」というリアルな視点を持ち込んだ点が画期的でした。外国人学習者が実際にどこでつまずくのか、という具体的な問題から出発するため、読者は机上の空論ではない、生きた日本語の姿に触れることができました。
また、専門用語を排し、平易な語り口で「目から鱗」の体験を提供する新書のフォーマットも、幅広い読者層を獲得する上で重要な役割を果たしたと推測されます。難解なテーマを、知的好奇心を満たすエンターテイメントとして提供したことが、発売当初のヒットにつながったのではないでしょうか。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/22): 298位 / 期間中の最高位: 298位 / 最低位: 298位