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作品概要
なぜ発売当時に売れたのか
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本書は、スイスの小豪族から身を起こし、600年以上にわたってヨーロッパに君臨したハプスブルク家の興亡を一貫した物語として描く歴史書です。政略結婚を巧みに利用して領土を拡大し、神聖ローマ皇帝の座を世襲するに至った繁栄の軌跡から、宗教改革の動乱、オスマン帝国との攻防、そして第一次世界大戦による帝国の解体までを、一族の年代記として詳述しています。カール5世やマリア・テレジアといった著名な君主たちの個性や逸話も交えながら、国という単位ではなく「家」を主軸に置くことで、複雑なヨーロッパ史を縦断的に理解させることを目的としています。
本書が発売された1990年は、前年のベルリンの壁崩壊と東欧革命を受け、冷戦体制が終焉を迎えた歴史的な転換期でした。これにより、それまで鉄のカーテンの向こう側にあったオーストリア、ハンガリー、チェコといった旧ハプスブルク帝国圏への関心が、日本国内で急速に高まったと考えられます。これらの地域の歴史的背景を知りたいという知的好奇心が、読者層に広く生まれていたと推測されます。また、バブル経済期の旺盛な海外旅行ブームも追い風となり、ウィーンなどの観光地の歴史を深く知りたいという教養ニーズも存在しました。こうした時代背景の中で、専門的な学術書とは異なり、新書という手軽な形態で一族の物語をドラマティックに読ませる本書の構成が、時宜を得た企画として多くの読者に受け入れられたと考えられます。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/24): 55,134位 / 期間中の最高位: 29,554位 / 最低位: 55,134位