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作品概要
なぜ発売当時に売れたのか
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本書は、冒険家・植村直己が自身の青年期を綴った自伝的ノンフィクションです。明治大学山岳部での活動から始まり、単身で世界に飛び出し、アルバイトで資金を稼ぎながら五大陸の最高峰登頂を成し遂げるまでの軌跡が描かれています。本書は、華々しい成功譚ではなく、むしろ数々の失敗、資金難、孤独との戦いといった、冒険の裏側にある地道なプロセスに焦点を当てています。特別な才能を持つヒーローではなく、一人の青年が強い意志と行動力で夢を追いかける等身大の姿を記録した作品です。読者は、彼の挑戦を通じて、夢を実現するための具体的な行動と思考の過程を追体験することができます。
本書が1977年当時に広く受け入れられた背景には、当時の社会状況と読者ニーズが深く関係していると考えられます。高度経済成長が一段落し、人々が物質的な豊かさの先にある「生きがい」や「自己実現」を模索し始めた時代でした。画一的な生き方への疑問が広がる中で、植村直己という存在は、夢を追いかける生き方の象徴として輝いて見えたのではないでしょうか。
また、本書は従来の専門的な登山記録とは一線を画していました。技術的な解説よりも、一人の青年が資金難や孤独と戦いながら、地道な努力で夢を叶えていく「成長物語」としての側面が強調されています。特別なエリートではなく、アルバイトをしながら世界に挑むという等身大の姿は、多くの読者が自らを重ね合わせ、共感するのに十分なものでした。1970年のエベレスト登頂などによって高まっていた冒険への国民的関心に対し、専門家でなくても楽しめる、パーソナルな物語を提供したことが、発売当初のヒットにつながったと分析できます。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/25): 21,762位 / 期間中の最高位: 20,294位 / 最低位: 24,915位