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作品概要
なぜ発売当時に売れたのか
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原書房 (2003年)
本書は、1969年にスイス政府が全国民に配布した防衛マニュアル『Zivilschutz』の日本語訳です。その内容は、核・生物・化学兵器による攻撃、通常兵器による戦争、ゲリラ活動、プロパガンダといった有事だけでなく、大規模な自然災害やインフラの崩壊など、国家の存続が脅かされるあらゆる危機的状況を想定しています。そして、そうした状況下で民間人がいかにして生き延びるかについて、食料や水の備蓄、避難所の設営、応急処置、偽情報の見抜き方といった実践的な知識を、豊富なイラストと共に具体的に解説しています。特定の思想を主張するのではなく、あくまで国民一人ひとりが自衛するための技術的な手引き書という体裁を取っているのが特徴です。
本書が発売された2003年当時は、2001年のアメリカ同時多発テロの衝撃が冷めやらず、さらに北朝鮮による核開発問題やミサイル発射、イラク戦争の開戦などが重なり、国内外で「有事」への不安が急速に高まっていた時期と考えられます。これまで非現実的だと思われていた国家規模の危機が、自分たちの身にも起こりうるというリアリティを帯び始め、多くの人々が漠然とした不安を抱えていました。このような状況下で、他の軍事評論や抽象的な危機管理論とは一線を画し、本書は「一個人が具体的に何をすべきか」という問いに直接的な答えを提示しました。特に、スイス政府が作成したという「公的な権威性」と、誰にでも理解できる平易なイラストを多用した「実践性」の組み合わせが、不安を解消したいという読者の切実なニーズに合致し、多くの支持を集める要因になったと推測されます。
では、なぜ売れ続けたのか?
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