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小学館 (1995年)
本書は、第二次世界大戦終結直後の日本を、アメリカの従軍カメラマンであったジョー・オダネル氏が個人的に撮影した写真をまとめた記録集です。公的な任務としてではなく、彼自身のライカで撮影されたこれらの写真は、GHQの検閲を受けることのなかった「非公式」な記録という点に特徴があります。広島・長崎の原爆投下後の惨状や、廃墟の中でたくましく生きる人々の日常、そして戦争の爪痕を象徴する「焼き場に立つ少年」など、歴史の公式記録からはこぼれ落ちる個人の視点から見た戦後日本の実像が克明に写し出されています。写真一枚一枚に添えられたオダネル氏自身の回想文が、撮影時の状況や彼の心情を伝え、観る者に深い問いを投げかける構成となっています。
本書が発売された1995年は、戦後50年という大きな節目にあたり、日本全体で戦争の記憶を振り返る機運が非常に高まっていた時期と考えられます。メディアでは連日特集が組まれ、国民の関心は過去の戦争へと向かっていました。このような時代背景の中、本書はいくつかの点で読者の心を強く掴んだと推測されます。
第一に、「アメリカ人従軍カメラマンの視点」という独自性です。日本人による戦争記録とは異なる「外部の目」、しかも占領する側の人間の個人的な記録という切り口が、既存の戦争写真集にはない新鮮さと客観性をもたらしました。第二に、「トランクに眠っていた非公式記録」というストーリー性です。公的機関によるプロパガンダではない、一個人が秘かに撮りためた「真実」という響きが、記録としての希少価値と信頼性を高め、読者の知的好奇心を刺激したと考えられます。そして何より、表紙にもなった「焼き場に立つ少年」の圧倒的なイメージの力は、書籍の存在を社会に広く知らしめる象徴的なアイコンとして機能し、多くの人々を書店へと向かわせる強力な動機となったのではないでしょうか。
では、なぜ売れ続けたのか?
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