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作品概要
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本書は、日本民俗学の創始者である柳田國男が、地名の由来とその研究方法について論じた古典的著作です。地名を単なる地理的記号としてではなく、その土地に生きた人々の生活、信仰、自然との関わりが凝縮された「歴史の証言」として捉えます。
「サカ」「ソネ」「ハケ」といった具体的な地名を取り上げ、その語源や全国的な分布を比較検討することで、文献記録には残らない人々の移動や土地利用の歴史を読み解こうと試みます。本書は個別の地名の語源辞典ではなく、フィールドワークと民俗学的知見に基づき、地名から日本の基層文化を探るための方法論そのものを提示する一冊です。読者は、身近な地名の背後に隠された、遠い祖先たちの営みを発見する視点を学ぶことができます。
本書が2015年に文庫化され、売れた背景には、当時の社会的な関心の変化が大きく影響していると考えられます。特に決定的だったのは、2015年4月からレギュラー放送が再開されたNHKのテレビ番組『ブラタモリ』の人気です。この番組は、街歩きをしながら地形や地名からその土地の歴史を読み解くという内容で、一般層の間に「地名への知的好奇心」を広く喚起しました。
こうした中で、自分の住む町や旅先の地名の由来を知りたいというニーズが急増したと推測されます。その受け皿として、日本民俗学の創始者である柳田國男による「古典」が、手頃な学術文庫として登場したことは絶好のタイミングでした。単なる地名辞典とは異なり、地名研究の「方法論」や「思考のプロセス」そのものを学べる本書は、『ブラタモリ』的な知的好奇心をさらに深めたいと考える読者にとって、まさに最適な一冊として選ばれたのではないでしょうか。地方創生の機運の高まりも、地域への関心を後押しした一因と考えられます。
では、なぜ売れ続けたのか?
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