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作品概要
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講談社 (2012年)
本書は、出光興産の創業者である出光佐三をモデルとした主人公・国岡鐡造の、戦後から高度経済成長期にかけての半生を描いた経済小説の下巻です。物語は、終戦直後の事業の崩壊から始まります。GHQによる統制や国内の石油会社からの妨害、そして「セブン・シスターズ」と称される海外の石油メジャーによる市場支配という幾多の困難に直面します。鐡造は「社員は家族である」という信念を貫き、一人も解雇することなく、旧海軍のタンク底に残った油を浚う事業などで苦境を乗り越えます。クライマックスでは、英国の海上封鎖を突破してイランの石油を日本へ運ぶという、国際的な大事件「日章丸事件」を敢行。日本のエネルギー自立と戦後復興に大きく貢献するまでが描かれます。
本作が発売された2014年頃は、東日本大震災からの復興途上にあり、またアベノミクスによる景気回復への期待感から、日本社会全体が「失われた自信」を取り戻したいという潜在的な欲求を抱えていた時代と考えられます。このような背景の中、敗戦という最大の逆境から立ち上がり、欧米の巨大資本を相手に一歩も引かない主人公・国岡鐡造の姿は、多くの読者に強烈なカタルシスと勇気を与えました。また、著者の百田尚樹氏は前作『永遠の0』の空前の大ヒットにより、読者からの絶大な信頼と期待を集めていました。その著者が放つ新たな「日本の物語」として、発売前から大きな注目を集めていたことが直接的な要因でしょう。重厚な経済小説でありながら、勧善懲悪が明確で血湧き肉躍るエンターテイメント性が高い点も、普段ビジネス書を読まない層まで読者層を広げ、爆発的なヒットにつながったと推察されます。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/24): 11,862位 / 期間中の最高位: 11,862位 / 最低位: 77,270位