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作品概要
なぜ発売当時に売れたのか
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KADOKAWA (2008年)
本書は、近代日本資本主義の父と称される渋沢栄一が、自身の経営哲学と人生観を語った講演録を編纂したものです。中心的なテーマは「道徳経済合一説」であり、「論語」に代表される倫理道徳と、「算盤」が象徴する利益追求は、相反するものではなく、むしろ両立させるべきだという思想を説いています。経営者が持つべき人格、富の築き方と社会への還元方法、人材育成論など、多岐にわたるテーマを具体的なエピソードと共に展開します。単なる精神論ではなく、実業家としての経験に裏打ちされた実践的な指針を示すことで、読者が経済活動と人間としての生き方を統合するための思想的枠組みを提供しています。
本書が2008年頃に売れた背景には、リーマンショックに象徴される世界的な金融危機があったと考えられます。利益至上主義的な資本主義が限界を露呈し、多くの企業や個人がそのあり方に疑問を抱き始めました。このような時代背景の中、「道徳と利益は両立する」という本書の核心的なメッセージが、目先の利益追求に疲弊したビジネスパーソンや経営者の心に強く響いたと推察されます。また、当時流行していた西洋の経営理論や自己啓発書とは一線を画し、「日本の資本主義の父」という絶大な権威を持つ人物が、東洋の古典「論語」を基に語るという形式が、独自のポジションを確立しました。不確実性が増す社会で、人々が小手先のテクニックではなく、より普遍的で揺るぎない行動指針を求めていたニーズに、本書が的確に応えたことが、発売当初のヒットにつながった要因と言えるでしょう。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/25): 476位 / 期間中の最高位: 344位 / 最低位: 2,526位