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作品概要
なぜ発売当時に売れたのか
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『新共同訳 小型聖書 NI44』は、日本聖書協会が発行する聖書です。最大の特徴は、それまで別々の翻訳を用いていた日本のカトリック教会とプロテスタント諸教会が、初めて共同で翻訳した公式な聖書である点にあります。 1987年に刊行され、旧約聖書、新約聖書に加え、プロテスタントでは伝統的に含まれていなかった「旧約聖書続編」も収録されています。 翻訳にあたっては、先行する口語訳聖書(1955年)よりも新しい聖書学の研究成果を反映し、原典に忠実でありながら「義務教育を終えた人が読むことができ、耳で聞くだけで分かる聖書」を目指し、平易で自然な日本語が心がけられました。 「NI44」は、持ち歩きやすいA6サイズ・ビニールクロス装という仕様を示す型番です。
『新共同訳 小型聖書 NI44』が1988年頃に売れた理由は、当時のキリスト教界における「教会一致」への強い要請に応える画期的な出版物だったからと考えられます。1960年代以降、世界的に高まった「エキュメニズム(教会一致運動)」の流れを受け、日本でもカトリックとプロテスタントが共同で使える統一された聖書へのニーズが存在していました。 それまで、両者は『口語訳聖書』やフランシスコ会訳など、異なる翻訳の聖書を主に使用しており、典礼や研究において不便が生じていました。 そこに、両教派の権威ある聖書学者たちが総力を挙げて翻訳した「公式の共同訳」として『新共同訳』が登場したのです。 この「超教派性」と「公認性」は、それまでのどの翻訳にもなかった決定的な差別化要因でした。各教会やキリスト教主義の学校は、教派を問わず安心して採用できる「標準的な聖書」を求めており、『新共同訳』はその需要に完全に応えるものでした。これにより、発売当初から個人信徒の購入だけでなく、教会や教育機関といった組織単位での大規模な採用が進んだことが、初期の成功の大きな要因と推測されます。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/29): 7,246位 / 期間中の最高位: 2,250位 / 最低位: 7,246位