📬 ロングセラー通信
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本書は、トラウマ研究の第一人者である著者によるエッセイ集です。人が抱える癒しがたい哀しみや「傷」と、どのように向き合い、共に生きていくかというテーマを探求します。バリ島、ブエノスアイレス、金沢といった旅先での思索を通じて、傷との新たな関係性を提示します。それは、傷を無理に癒したり消したりするのではなく、その存在を認め、受け入れること。そして、好奇の目からは隠しながらも、恥じることなく傷とともに人生を歩み続けるというあり方です。過去から逃れるのではなく、傷の周りをそっと指でなぞるように静かに寄り添う姿勢を、深く心に沁みとおる文章で綴っています。
