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作品概要
なぜ発売当時に売れたのか
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新潮社 (2013年)
本書は、古代中国風の異世界「十二国」の一つ、恭国を舞台にしたファンタジー小説です。物語の主人公は、わずか12歳で王として即位した少女、珠晶(しゅしょう)。彼女は、周囲から寄せられる子供扱いへの不満と、王としての威厳を示したいという強い意志から、無謀とも言える危険な「黄海」への旅に出ることを決意します。道中で出会う様々な人物との交流や、待ち受ける数々の試練を通じて、珠晶が統治者としての覚悟を固め、真の王へと成長していく過程を描いています。本作は、少女の成長譚であると同時に、リーダーシップのあり方、自己を証明することの困難さといった普遍的なテーマを扱っています。
本作が新潮文庫版として発売された2013年当時に売れた理由は、長年の沈黙を破ったシリーズ再始動の熱狂が頂点に達していた点にあると考えられます。2012年から始まった新潮文庫での新装版刊行は、2001年の前作から10年以上新作が途絶えていた「十二国記」シリーズのファンを再燃させました。その熱狂の中で、シリーズ屈指の人気キャラクターである珠晶の物語が刊行されたことは、まさに待望の出来事でした。また、2010年代は、少女が自らの意志で運命を切り拓く物語への需要が高まっていた時期と重なります。珠晶の、誰にも頼らず自らの足で立つという強烈な自負心は、自己実現を求める当時の若い読者層のニーズと合致したと考えられます。単なる異世界ファンタジーに留まらない緻密な国家観や政治描写が、大人びた物語を求める読者層にも訴求し、幅広い支持を集める要因となったのではないでしょうか。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/23): 7,599位 / 期間中の最高位: 7,599位 / 最低位: 7,599位