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作品概要
なぜ発売当時に売れたのか
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新潮社 (2010年)
本書は、文芸評論の巨匠・小林秀雄と天才数学者・岡潔という、20世紀日本の知性を代表する二人が「人間の建設」をテーマに交わした対談の記録です。対談は、教育、知性、常識、芸術、歴史など多岐にわたる主題を巡って展開されます。二人はそれぞれの専門分野の視点から、西洋近代の合理主義的な考え方に疑問を呈し、論理だけでは捉えきれない直観や情緒、美といったものの重要性を説きます。明確な結論や体系的な知識を提供するのではなく、二人の知性がぶつかり合う思考のプロセスそのものを読者に提示し、人間としていかに生きるべきかという根源的な問いを投げかける作品です。
本書が発売された2010年頃は、リーマンショック後の経済的な閉塞感や、効率性・合理性が過度に追求される社会風潮へのカウンターとして、より根源的で本質的な「知」への渇望が高まっていた時期と考えられます。当時流行していた、すぐに役立つノウハウを提供する自己啓発書やビジネス書とは一線を画し、本書はあえて難解で、即効性のない普遍的な問いを投げかけました。この「答え」ではなく「思考のプロセス」を提供するというスタンスが、手軽な情報に飽き足らない知的好奇心の強い読者層に響いたと推察されます。また、小林秀雄と岡潔という、それぞれの分野で頂点を極めた「知の巨人」による対談という形式そのものが、他の類書にはない圧倒的な権威性と本物感を演出し、発売当初の強い吸引力になったと考えられます。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/26): 2,147位 / 期間中の最高位: 1,294位 / 最低位: 4,072位