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作品概要
なぜ発売当時に売れたのか
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本書は、医薬品から麻薬、毒物に至るまで、様々な「薬」が人類の歴史に与えた影響を解き明かす科学ノンフィクションです。アヘン戦争におけるアヘン、大航海時代を支えた壊血病治療薬、植民地拡大を可能にしたキニーネ、20世紀の社会を変えたペニシリンやピルなど、11の薬をピックアップ。それぞれの薬が発見・開発された科学的背景と、それが政治、経済、戦争、文化といった歴史の大きな転換点にどう関わったのかを、具体的なエピソードを交えて解説しています。専門的な内容を平易な語り口で紹介しており、科学や歴史の深い知識がなくても楽しめる構成です。本書は単なる薬の科学史ではなく、「薬」というユニークなレンズを通して世界史のダイナミズムを再発見することを目的としています。
本書が2015年当時にヒットした理由は、「薬」という斬新な切り口で世界史を再構築するという、コンセプトの妙にあったと考えられます。当時、新書市場では「〇〇で読み解く△△史」といった、特定の視点から歴史を捉え直すフォーマットが人気を博していました。しかし、多くは経済や地政学といった社会科学的な切り口でした。本書はそこに「化学・薬学」という理系の視点を持ち込み、文系・理系の知的好奇心を同時に満たすハイブリッドな魅力を提供した点が画期的だったと推察されます。
また、著者が有機化学の専門家でありながら、一般向けに執筆するサイエンスライターとしての実績を持っていた点も重要です。これにより、科学的な正確性を担保しつつ、歴史物語としてのエンターテインメント性を両立させることに成功しました。単なる歴史の雑学本でも、難解な科学解説書でもない、その絶妙なポジショニングが、既存の歴史ファンと科学ファンの両方を惹きつけ、発売当初の勢いを生み出した要因と言えるでしょう。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/24): 36,619位 / 期間中の最高位: 8,550位 / 最低位: 76,991位