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戸田デザイン研究室 (2006年)
『リングカード・しきさい』は、絵本作家とだこうしろう氏による、乳幼児向けの知育を目的としたカードブックです。本書のテーマは「色彩」で、リングで一つにまとめられたカード形式を採用しています。各カードの表面には、赤、青、黄色といった基本的な色から、金、銀、白、黒などの多様な色が、それぞれを象徴するとだ氏ならではのシンプルで美しいイラストと共に描かれています。裏面には、その色の名称がひらがな、カタカナ、英語で表記されており、言葉の学習にも繋がるよう設計されています。厚手で角が丸められたカードと、子どもが持ちやすいサイズ感は、安全に遊びながら学べる工夫と言えます。めくったり、指差したりしながら親子でコミュニケーションを取り、色とその名前を一致させていくための教材として機能します。
本書が発売された2006年頃は、少子化を背景に一人当たりの教育費が増加し、「知育」や「早期教育」への関心が高まっていた時代と考えられます。単に知識を詰め込むのではなく、子どもの感性や好奇心を育む教材が求められていました。そのような中で『リングカード・しきさい』は、いくつかの点で読者のニーズを的確に捉えたと考えられます。
第一に、「玩具と本のハイブリッド」という形式です。当時の知育教材は絵本形式が主流でしたが、本作はリングで綴じられたカード形式を採用しました。これにより、乳幼児が自分でめくりやすく、バラバラにならず、持ち運びもしやすいという実用的な価値を提供しました。子どもが主体的に「遊べる」本として、従来の絵本との差別化に成功したと推測されます。
第二に、とだこうしろう氏による卓越したデザイン性です。キャラクターに頼らず、シンプルで洗練されたイラストと美しい配色は、当時の他の知育カードとは一線を画していました。感度の高い親世代の美意識に響き、インテリアとしても成立する「おしゃれな知育グッズ」として受け入れられたことが、出産祝いなどのギフト需要も喚起し、初期の売上に繋がったと考えられます。
では、なぜ売れ続けたのか?
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