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三五館 (2008年)
藤原新也による写真とエッセイで構成された書籍です。本書は、著者がインドやアジア諸国を旅する中で目の当たりにした「生と死」の現場を、強烈なインパクトを持つ写真と詩的かつ哲学的な文章で記録したものです。タイトルである『メメント・モリ』はラテン語で「死を想え」を意味し、その言葉通り、死を直視することを通じて、生の尊さや意味、そして人間存在の本質を読者に問いかけます。具体的な答えや生き方の指南をするのではなく、読者一人ひとりが自らの生と死について深く思索するきっかけを与えることを目的としています。
2008年当時の社会背景が、本書のヒットを後押ししたと考えられます。この年はリーマンショックが発生し、派遣切りが社会問題化するなど、経済的な不安と将来への閉塞感が日本社会を覆っていました。物質的な豊かさや右肩上がりの成長神話が揺らぐ中で、多くの人々、特に若者層が、生きることの根源的な意味を問い直す必要に迫られていたと推察されます。
当時のベストセラーには、具体的な成功法則を説く自己啓発書や、心を癒やすスピリチュアル系の書籍が多く見られました。しかし『メメント・モリ』は、それらとは一線を画し、安易な答えや癒やしを提供するのではなく、「死」という誰もが避けて通れないテーマを真正面から突きつけました。このラディカルな姿勢が、既存の言説に飽き足らない読者層の渇望感に響いたのではないでしょうか。写真と言葉が一体となった独特の表現形式も、他の類書にはない強烈な体験価値を生み出し、口コミを誘発する要因になったと考えられます。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/22): 285,674位 / 期間中の最高位: 2,151位 / 最低位: 285,674位