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立東舎 (2012年)
本書は、読者が物語の主人公となり、選択肢を選びながら謎を解き進める「ゲームブック」形式の書籍です。舞台は、村人に紛れた「人狼」によって毎晩犠牲者が出る閉鎖された村。読者は村の一員として、与えられた情報や登場人物との会話を手がかりに、誰が人狼なのかを推理し、村からの脱出を目指します。物語は一本道ではなく、読者の選択によって展開が分岐し、複数のエンディングにたどり着きます。文章だけでなく、巻末に付属する地図やアイテムカードといった物理的なギミックを駆使して謎を解く必要があり、読書という行為に能動的な思考と探索の要素を組み合わせた、紙媒体で完結する「体験型エンターテインメント」と言えるでしょう。
本書が2012年にヒットした背景には、二つの大きなエンターテインメントの潮流が重なっていたと考えられます。一つは、著者であるSCRAPが仕掛ける「リアル脱出ゲーム」の熱狂的なブームです。イベントは都市部限定でチケットも高価なため、参加したくてもできない潜在的なファン層が全国に存在していました。本書は、その熱狂的な体験を「書籍」という安価で時間や場所を選ばないフォーマットに落とし込むことで、彼らの渇望を満たす役割を果たしたと推察されます。もう一つの潮流は、対話型推理ゲーム「人狼」の流行です。本書は、この人気テーマをいち早く取り入れ、一人でも人狼ゲームの持つ緊張感や推理の醍醐味を味わえる物語体験を提供しました。単なるゲームブックではなく、「リアル脱出ゲーム」と「人狼」という二大トレンドを掛け合わせたハイブリッドな企画であったことが、当時の読者に強く響き、発売当初のヒットにつながった主要因と言えるでしょう。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/24): 11,206位 / 期間中の最高位: 9,747位 / 最低位: 27,067位