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作品概要
なぜ発売当時に売れたのか
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福音館書店 (1965年)
ノルウェーの昔話を基にした絵本です。物語の主人公は、名前がみんな同じ「がらがらどん」という三びきのヤギ。山の草を食べて太るために、谷川にかかった橋を渡ろうとします。しかし、その橋の下には、恐ろしい怪物トロルが住んでいました。小さいヤギ、中くらいのヤギ、大きいヤギが順番に橋を渡り、トロルと対峙します。小さいヤギと中くらいのヤギは、「もっと大きいのが来るから」と知恵を使ってトロルをやり過ごし、最後にやってきた一番大きいヤギが、その力でトロルを打ち破ります。リズミカルな言葉の繰り返しと、恐怖に立ち向かう勇気、そして最後に訪れる爽快感が描かれています。
本書が発売された1965年頃の日本は高度経済成長の只中にあり、生活の豊かさと共に、子供の教育や情操に対する関心が高まっていた時代と考えられます。海外の優れた児童書が翻訳・紹介され始めた時期でもあり、アメリカで既にコールデコット賞を受賞していたマーシャ・ブラウンの作品は、質の高い絵本を求める親たちのニーズに合致したと推測されます。
当時の日本の絵本が、道徳的で優しい作風のものが主流だったのに対し、本作が持つ北欧の昔話ならではの荒々しさと、木版画による力強いアートワークは際立った存在でした。特に、恐ろしい怪物「トロル」の存在を隠さずに描き、それを知恵と力で打ち破るという明確なカタルシスは、子供たちの心を強く惹きつけました。可愛らしさだけではない、「本物の恐怖」と「それを乗り越える達成感」という、当時の市場には少なかった刺激的な読書体験を提供したことが、発売当初に広く受け入れられた大きな要因ではないでしょうか。
では、なぜ売れ続けたのか?
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