📬 ロングセラー通信
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本書は、明治の文豪小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の夫人、小泉節子が、夫との家庭生活を綴った回想録です。近代化以前の日本を深く愛し、その魅力を欧米に伝えた八雲の、公のイメージとは異なる素顔が、最も身近な存在であった妻の視点から描かれています。本書を通じて、八雲の気質や好み、妻子への愛情、人々との交流の様子を知ることができます。例えば「西、夕焼、夏」を好み、「うそつき」を嫌うといった具体的な記述は、彼の人柄を浮き彫りにします。また、怪談作品が生まれる過程での節子夫人の貢献や、夫婦間で使われた「ヘルンさん言葉」といったユニークなエピソードも紹介されており、創作の裏側を垣間見ることができる貴重な記録となっています。
