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本書は、くもん出版が編集する幼児向けドリル「もじ・ことば」シリーズの7冊目にあたる書籍です。対象年齢は4・5・6歳とされ、ひらがなやカタカナの読み書きがある程度できるようになった子どもが、次のステップに進むために設計されています。内容は、「てにをは」といった助詞の使い方、反対ことば、動詞や形容詞といった品詞の理解を通じて、単語から文、そして短い文章の読解へと無理なく移行できるよう構成されています。くもん式の特長である「スモールステップ」方式が採用されており、1枚ずつこなしていくことで子どもが達成感を得やすく、自学自習の習慣を育むことを目的としています。あくまで学習の定着を主眼とした、シンプルな構成のドリルです。
本書が発売された2014年頃は、スマートフォンの普及が進む一方、幼児教育の現場では依然として紙媒体での学習が重視されていました。特に、小学校入学を控えた子どもを持つ親の間で、単なる文字の習得だけでなく、文章の読解力といった一歩進んだ学力へのニーズが高まっていたと考えられます。このような背景の中、本書は「くもん」という絶大な教育ブランドの信頼性を武器に登場しました。数多ある幼児向けドリルの中で、親が「どれを選べば良いか分からない」という選択の迷いを抱える中、「くもんを選んでおけば間違いない」という安心感を提供したことが、初期の成功の大きな要因と推測されます。「もじ・ことば 7」という具体的なナンバリングは、子どもの学習段階を明確に示し、親が適切なレベルを選びやすいという利便性も提供しました。キャラクター主導のドリルとは一線を画し、教育メソッドそのものを商品価値とする戦略が、教育熱心な層の支持を集めたと考えられます。
では、なぜ売れ続けたのか?