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本作は、人気時代小説『あきない世傳 金と銀』シリーズの特別巻です。物語は明和九年に起きた「行人坂の大火」後の江戸を舞台に、呉服商「五鈴屋」ゆかりの人々のその後を描きます。本編は、八代目店主・周助の暖簾を巡る決断を描く「暖簾」、独立した菊栄が商才を発揮する「菊日和」、姉への複雑な感情に苦しんできた結が新たな境地に至る「行合の空」、そして還暦を迎えた主人公・幸が夫と共に店の未来を見据える「幾世の鈴」の四編で構成されています。初代の創業から百年を越えた五鈴屋が、次の百年へ向けてどう暖簾を守り、商道を後世に伝えていくのか、それぞれの登場人物の視点から描かれる物語です。
