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作品概要
なぜ発売当時に売れたのか
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本書は、世界的なクライマーである山野井泰史氏が自らの登山人生を綴った自伝的エッセイ集です。幼少期に山に魅せられてから、単独で世界の難壁に挑むクライマーへと成長していく過程が、内面の葛藤や哲学とともに描かれています。特に、極限状況における恐怖、生と死についての思索、パートナーとの絆、そして「なぜ登るのか」という根源的な問いへの探求が、本書の中心的なテーマとなっています。単なる登攀記録にとどまらず、壮絶なサバイバル体験として知られるギャチュンカンからの生還をはじめ、成功と敗退の両方を赤裸々に語ることで、一人の人間の精神の軌跡を追う内容となっています。
本書が発売された2010年頃は、いわゆる「山ガール」ブームなどにより登山への関心が一般層にも広がり始めた時期でした。しかし、本書はそうしたライトなアウトドアの文脈とは一線を画す、極めて先鋭的で哲学的な内容です。このギャップこそが、売れた一因と考えられます。多くの類書が登山の技術や楽しさを伝える中で、本書は死と隣り合わせの極限状況における人間の精神性を深く掘り下げました。当時の読者層には、ブームの裏側にある「本物」の世界や、日常からかけ離れた極限状態から得られる人生の洞察を求めるニーズが存在したと推測されます。著名な登山家自身の言葉で語られる赤裸々な内面描写は、他の登山ノンフィクションとの明確な差別化要因となり、登山愛好家だけでなく、生き方や哲学に関心を持つ幅広い読者層に響いたと考えられます。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/25): 116,067位 / 期間中の最高位: 23,931位 / 最低位: 180,311位