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ポプラ社 (2015年)
本書は、「愛とは何か」という普遍的かつ抽象的なテーマを、具体的な行動の対比を通して解き明かす絵本です。「だれかを あいすること」と「だれかに あいされること」が交互に描かれ、それぞれが見開きで一つのシンプルなシーンとして表現されています。例えば、「だれかの せなかを ながしてあげること」が能動的な愛であるのに対し、その裏返しとして「だれかが せなかを ながしてくれること」が受動的な愛として示されます。物語性よりも、愛という概念を構成する様々な要素をカタログのように提示する形式が特徴です。宮西達也氏ならではの温かみのある絵と短い言葉で、子どもが他者への思いやりを学ぶきっかけとなり、大人が日常に潜む愛情を再認識するためのツールとして機能します。
2015年当時に本書が注目された背景には、まず東日本大震災以降、社会全体で「絆」や「人との繋がり」の価値が再評価されていた潮流が考えられます。SNSの普及によるデジタルな関係性が増す一方で、リアルな温もりや本質的な愛情表現を求める潜在的ニーズが高まっていたと推測されます。子育て世代にとっては、「思いやり」や「愛」といった抽象的な道徳観を子どもにどう伝えるかという課題に対する具体的な「翻訳ツール」として、本書は魅力的に映ったことでしょう。また、類書との比較では、既に『おまえうまそうだな』シリーズで絶大な支持を得ていた宮西達也氏が、これまで描いてきた「愛」のテーマをより直接的かつ普遍的な形で提示した点も大きいと考えられます。物語ではなく「愛の定義集」ともいえるユニークな構成が、他の絵本との明確な差別化となり、新たな読者層を獲得する要因になったと分析できます。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/25): 120位 / 期間中の最高位: 41位 / 最低位: 7,727位