Amazon 売れ筋ランキング
作品概要
なぜ発売当時に売れたのか
ランキング推移
ランキング推移を読み込み中…
過去30日の総合ランキング推移
ランキング推移を読み込み中…
過去30日の総合ランキング推移

本書は、漢字学者・白川静が著した字源辞典です。常用漢字を中心に約7000字を収録し、個々の漢字の成り立ちを、甲骨文や金文といった古代文字に遡って解説しています。単に字の形や意味を説明するのではなく、古代中国の祭祀や神話、生活文化といった背景と結びつけ、漢字が生まれたときの世界観を体系的に描き出すことを特徴としています。部首を共通の字源を持つグループとして再編成し、それぞれの文字群が持つ根源的な意味を明らかにしようと試みています。読者は、文字一つひとつを、古代人の思考や物語を内包した小宇宙として捉え直す体験をすることになります。
2007年当時、『字統』が多くの読者を獲得した背景には、社会的な知的好奇心の変化があったと考えられます。インターネットが普及し始め、手軽な情報が溢れる一方で、断片的な知識では満たされない、より本質的で体系的な教養への渇望が高まっていた時期でした。従来の漢和辞典が意味や用法のリストアップに留まっていたのに対し、本書は白川文字学という一貫した思想に基づき、漢字の成り立ちを壮大な物語として提示しました。この「知の体系」そのものを体験できるという点が、他の類書にはない決定的な差別化要因となったと推測されます。また、クイズ番組などを通じた漢字ブームもありましたが、そうした一過性の興味を超え、「一生ものの教養を身につけたい」と考える層にとって、学問的権威である白川静の集大成ともいえる本書は、他に代えがたい選択肢として受け入れられたのではないでしょうか。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/29): 13,249位 / 期間中の最高位: 4,600位 / 最低位: 45,654位