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作品概要
なぜ発売当時に売れたのか
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筑摩書房 (2003年)
本書は、写真家・編集者である都築響一が1990年代初頭の東京に住む一般の人々の部屋を取材し、撮影した写真集です。取り上げられるのは、インテリア雑誌に掲載されるような洗練された空間ではなく、ワンルームやアパートといった限られたスペースに、住人の趣味や生活様式が混沌と凝縮された「ありのままの」居住空間です。各写真には、住人の年齢、職業、家賃といった簡潔なプロフィールが添えられており、読者はスタイリングや演出を排した写真とデータを通じて、当時の東京に生きた個々人のリアルな暮らしぶりを垣間見ることができます。理想のライフスタイルを提示するのではなく、多様な個人の生活実態を淡々と記録することに徹した構成が特徴です。
本書が文庫化された2003年当時に売れた理由は、メディアが提示する画一的な「おしゃれな暮らし」に対するカウンターカルチャーとして、多くの読者の共感を得たからだと考えられます。当時のライフスタイル誌は、整理整頓されたミニマルな空間や、手の込んだ丁寧な暮らしを理想として紹介することが主流でした。しかし、現実の生活、特に都市部の若者の暮らしは、物で溢れ、雑然としていることが少なくありません。本書は、そうした等身大の「リアル」をありのままに肯定する視点を提供しました。これは、理想と現実のギャップに疲れていた読者にとって、一種の解放感をもたらしたと推察されます。また、他人のプライベートな空間を覗き見るという根源的な好奇心を刺激するコンセプトが、既存のインテリア本にはないエンターテインメント性を生み出し、幅広い層に受け入れられる要因となったのではないでしょうか。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/25): 25,292位 / 期間中の最高位: 6,267位 / 最低位: 72,610位