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作品概要
なぜ発売当時に売れたのか
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本書は、世界的冒険家・植村直己が自身の青春時代を綴った自伝的ノンフィクションです。明治大学山岳部での活動に始まり、アルバイトで資金を貯めて単身海外へ渡り、世界初の五大陸最高峰(モンブラン、キリマンジャロ、アコンカグア、エベレスト、マッキンリー)登頂を成し遂げるまでの軌跡が、飾らない言葉で描かれています。本書は単なる登山記録に留まりません。言葉の壁や資金難といった現実的な困難に直面しながらも、純粋な情熱と圧倒的な行動力で夢を追いかける一人の青年の成長物語です。読者は、植村直己という人物の偉業の裏にある、等身大の悩みや泥臭い努力を追体験することができます。
本書が新装版として発売された2008年頃は、リーマンショックに象徴される経済的な閉塞感が社会を覆い、若者の間では安定志向や内向きな価値観が広がっていた時期と考えられます。このような時代背景において、植村直己の物語は強烈なカウンターとして読者の目に映ったのではないでしょうか。ただ純粋な「好き」という情熱を原動力に、単身世界へ飛び出し、自らの手足で道を切り開いていく彼の生き様は、先行きの見えない日々に鬱屈していた人々にとって、一種のカタルシスを提供したと推測されます。多くの自己啓発書が精神論やノウハウを説く中で、本書は「ただ行動する」一人の人間のリアルな記録でした。その理論や理屈を超えた根源的なエネルギーが、当時の読者が無意識に抱えていた渇望感と合致し、多くの支持を集める要因になったと考えられます。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/25): 11,437位 / 期間中の最高位: 8,780位 / 最低位: 72,404位