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作品概要
なぜ発売当時に売れたのか
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本書は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて活躍した歌人・西行の和歌、約2300首を網羅的に収録した文庫です。代表歌集である『山家集』をはじめ、『聞書集』や『残集』など、西行作とされる和歌をほぼ全て収めています。各歌には現代語訳こそありませんが、語釈や背景を解説する詳細な注釈が付されており、読者の深い理解を助けます。巻末には校訂者による解説や年譜も備えられており、歌を通じて西行の生涯や思想、美意識に触れることができます。この一冊で、漂泊の歌人が詠んだ桜や月、無常観といった普遍的なテーマを体系的に鑑賞するための文献として機能します。
本書が発売された2013年当初に売れた理由は、主に二つの要因が重なった結果と考えられます。第一に、前年2012年に放送されたNHK大河ドラマ『平清盛』の影響です。劇中で西行が魅力的なキャラクターとして描かれたことで、一般層における西行への関心が急速に高まりました。そのタイミングで、信頼性の高い岩波文庫から「全歌集」と銘打った決定版が出版されたことは、高まった知的好奇心を満たす格好の受け皿となりました。第二に、2011年の東日本大震災以降、社会全体に漂っていた無常観や自然への畏敬の念といった気分と、西行の作風が共鳴した可能性が考えられます。先行きの見えない時代に、古の歌人が見出した生の儚さや美に精神的な拠り所を求める読者ニーズが、本書の購買を後押ししたと推測されます。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/24): 24,235位 / 期間中の最高位: 7,080位 / 最低位: 37,253位