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作品概要
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本書は、1945年の敗戦から1952年のサンフランシスコ講和条約発効までの7年間にわたる日本の占領期を扱った歴史ノンフィクションです。著者はアメリカの歴史学者ジョン・ダワー。マッカーサー率いるGHQによる上からの改革といった政治的側面だけでなく、当時の日記、手紙、雑誌、映画といった膨大な一次資料を駆使し、一般民衆が「敗北」という未曾有の経験をどのように受け止め、生活や価値観を変化させていったのかを多角的に描き出します。下巻では特に、新憲法の制定と天皇の「人間宣言」、民主化の進展とそれに伴う社会の混乱、そして冷戦の激化に伴う占領政策の転換(「逆コース」)といったテーマが中心となり、現代日本の原型が形成されていく過程を詳細に解き明かしていきます。
発売当初の2004年頃に本書がヒットした理由は、当時の社会情勢と本書の持つ独自性が絶妙に噛み合ったからだと考えられます。2000年代初頭の日本は、「失われた10年」を経て社会全体に閉塞感が漂い、戦後日本の出発点となった時代への関心が高まっていました。また、近隣諸国との歴史認識問題がメディアで盛んに報じられ、自国の近現代史を客観的に捉え直したいという知的なニーズが顕在化していました。このような状況下で、本書は二つの点で類書との差別化に成功したと推察されます。第一に、ピューリッツァー賞受賞という権威を持つアメリカ人研究者による「外部の視点」です。国内のイデオロギー対立から距離を置いた冷静な分析が、読者に高い信頼感を与えました。第二に、政治エリートだけでなく一般民衆の視点を重視したアプローチです。当時の流行歌や大衆雑誌などを通して人々の生々しい感情を描き出したことで、歴史をより身近な物語として読者に届け、幅広い支持を獲得するに至ったと考えられます。
では、なぜ売れ続けたのか?
最新(4/24): 8,503位 / 期間中の最高位: 8,503位 / 最低位: 8,503位