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作品概要
なぜ発売当時に売れたのか
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本書は、アメリカの歴史学者ジョン・ダワーが、第二次世界大戦敗戦直後の1945年から1952年までの日本社会を描いたノンフィクションです。GHQによる占領政策や新憲法の制定といったマクロな政治的変革だけでなく、闇市、カストリ文化、流行歌、人々の日記や手紙といったミクロな視点から、未曾有の「敗戦」という体験が日本人の精神や生活に何をもたらしたのかを多角的に解き明かします。勝者であるアメリカ側の視点に偏ることなく、膨大な一次資料を駆使して、混乱と虚脱、そして再生へのエネルギーが混在した時代の空気を客観的かつ克明に描き出すことで、現代日本の原型が形成された過程を浮き彫りにしています。
2004年頃に本書が売れた背景には、いくつかの要因が考えられます。まず、時代背景として戦後約60年が経過し、「戦後」が歴史的な分析対象として捉え直される機運が高まっていたことが挙げられます。小泉政権下の歴史認識問題などを通じ、多くの読者が自国の成り立ち、特に「戦後民主主義」の原点に関心を寄せていたと推察されます。類書との決定的な違いは、ピュリッツァー賞を受賞したアメリカ人歴史家という「外部の権威ある視点」です。日本人同士では感情的になりがちなテーマを、公平かつ緻密な分析で提示した点に、知的好奇心の高い読者層が強く惹きつけられたと考えられます。政治史に偏りがちな従来の戦後史とは異なり、庶民の生活文化や精神史を鮮やかに描いたことで、歴史をより身近で立体的なものとして感じさせ、幅広い読者を獲得するに至ったのではないでしょうか。
では、なぜ売れ続けたのか?
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